『いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する』石角 友愛 :DXは会社にデジタルな変革を起こすということ

こんにちは、Megです!

今回は、石角 友愛 さんの『いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する』についてレビューしていきます。


いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する

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本書がオススメな読者

こんな方々!
  • DXについて知りたい初学者
  • 日本とシリコンバレーのDXの違いについて知りたい方
  • 会社のDX課に配属されたが何をすれば良いか分からないビジネスマン
  • 社会のDXに貢献したい就活生や転職者
  • 会社の課題をDXで解決したい経営者

3行要約

DXとは、局所的に単なるITツールを導入することではなく、デジタル技術による根本的なビジネスモデルの転換を指す。

日本企業でDXをする際の状態として

  1. 課題は認識していないがとりあえずDXしたい!
  2. 色々手を動かしているが実現フェーズに移らない
  3. 課題は認識しているがリソースが足りない

の3段階に大別でき、各段階で解決策が異なることを把握していないのでDXが進まない。

DX化は社内変革をおこすものなので、単一の部署に任すのではなく経営層もコミットすることが大切である。

書籍の感想

シリコンバレーのスタンダードなDXを事例を多く知ることができる一冊。著者の石川さんがCEOを務めるパロアルインサイトはシリコンバレーに本社がある(1)らしいが、事例紹介では国内企業の例しか載っていない(2)。シリコンバレーの企業は支援していないのかしら?そう仮定するとシリコンバレーに本社を置く理由はなんだ、情報のキャッチアップのため?

Meg
Meg

時差や現地にすぐ行けない不便さの方が勝っているような気もするが…

不二家やリンガーハットなどのDX支援をした事例を通してDX化で抑えておくべき点が解説されていることが良かった。

特に印象に残っている事例が、運搬会社のトラック運搬ルートと人の配置を解決するAI導入だ。ただAIを構築するのではなく、AI導入前までルート作成していた2人の社員の知見も活かしたのが面白い。

最後になるが、近年このようなDX化を支援する企業は増えているが、働いている方々のモチベーションの保ち方が自分と異なるのではと感じる。

内部の人はAIエンジニアが多いと思うが、数学的論理やコーティング、認知のモデリングに傾倒している人が多い(3)。自分はあくまでも課題解決の手段としてAIを捉えている。ここのモチベーションの違いが、自分がつよつよエンジニアになれない理由なのではと感じる今日この頃だ。

Meg
Meg

世界を救うエンジニアにはなれないけど、せめて半径90cmの大事な人たちのことくらいは守れるエンジニアでいたい

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参考文献

1. パロアルトインサイト/PALO ALTO INSIGHT, LLC. 公式ページ

2. 事例紹介 – 2ページ目 (16ページ中) – パロアルトインサイト/PALO ALTO INSIGHT, LLC.

3. Lessons from My First Two Years of AI Research

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